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2024年05月18日
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幕末浪漫

2010年09月03日

 最近全っっ然原稿進めてないんですが…何やってるかって、コレ読んでいるのも原因の一つです…。
 



 結構歴史も好きなぶぼです。
はるか昔、高校入試の面接の際、「尊敬する人物は?」って質問に、迷わず「田中正造」と答えた渋いガキだったんですが、最近は同じような問いには「吉田松陰」と答えてます。

 NHKの大河ドラマ効果で最近、坂本竜馬をはじめ幕末の志士が人気ですが、えぇ、ぶぼもこの時代の人たちはロマンですw

 この時代だと、一番好きなのは高杉晋作ですねw
しかし、同じく松下村塾出身の桂小五郎や伊藤博文はイマイチ好きじゃない…。
高杉が好きなら新撰組は敵かと思いきや、土方歳三は大好きです。でも、榎本武明は好きじゃない。

 実は僕、坂本竜馬ってあんまり好きじゃないんですよね…。
でも陸援隊の中岡慎太郎は好き。
それから、大久保利通より、西郷隆盛の方が好きですね。

 …要は、どういう思想だったか、何派だったか、というより、どう生きてどう死んだか…が、ぶぼの中では重要らしいです。
大抵、戦乱の中で生き延びちゃった人はあんまり好きになれないみたいです…(^^;
「死ぬとわかっていながら意地を貫いた」系の人物に弱いんですよ…w
戦争に勝った側、途中で投降した人とかはまず無理~☆って感じです。

 …晋サマは病死ですけど…。
…龍馬は暗殺された側ですが、お龍とのエピソードがイマイチ何かヤダ。


 えー話が大きくそれましたが、えぇ、「松風の人」。

 こ~れがすんごく難しいんですワ。
「小説」とありますが、物語的な要素は殆どなく、各人の書いた書物や手紙を通して、松蔭先生の実像に迫る、みたいな感じっすかね…?

 んで、難読漢字にルビがあるのは各章の最初だけとか(←それはまぁ割りと普通ですが…)
すんごい沢山の人物が登場したり(でも殆どは名前だけ)
その人物も、幼名とか改名とかで名前がコロコロ変わるんで、あれ?コイツ誰?とか…。

 んで、気を抜いて読むと「その手紙は誰が誰宛に、誰の事を書いたものなのか」を見失うので(^^;わからなくなって戻ったり…。

 それから、時系列ごとに並んではいるんですが…、突然過去に戻ったり、いきなり先の話が登場したりするので、え?今のは何の話??ってな事も…。

 更に、手紙はハンパに現代語訳されていて、微妙に古語が混ざっているので、時々意味がわからない……。(僕ぁ古典の成績悪かったんス。)

 …という訳で、読むのに苦労してます。
まぁあの、筆者は紫綬褒章受賞の凄い人なので、単に僕の読解力が足らないだけなんですけど…。

 ついでに、この本では松陰先生を褒めているようなけなしているような…何ともいえない感じが…w

 この本の漫画版が出ているって聞いたんですけど(ただ、自分には見つからなかったんですが)もし幕末を余り知らない人が読むのなら、断然、先に漫画版を読んでからこっちを読むことをオススメします。


 この本によると松陰先生、安政の大獄で捕まる直前は門下生に幕府要人の暗殺を指示するような、かなり過激で偏った思想になっちゃうんですが…
狂気に走る原因は、金子重之助を自分が事件に巻き込んだ上に、何も出来ずに(結果として)見殺しにしてしまった…っていう自責の念だった…って思うんですよね…(ノ_<。)
その事件さえなかったら、ここまで極端な偏りはなかったんじゃなかろーか、なんてどーでもいい事考えます。

 松陰先生は幼少の頃から殆ど遊びを知らず、真面目すぎちゃったのも崩壊の原因かも?
やっぱ人間、遊びを知らないとね~。

 とはいえ、自分の理論を机上の空論で終わらせる事なく、死を覚悟の上で実行するって言う所が好きですね。
そして多くの優秀な人材を育て、彼らが自分の意思を継ぎ、日本を動かす日を夢見る…ってのは教育者のロマンじゃないですか。

 吉田松陰が主役のドラマや漫画は数が少なく、ぶぼは見た事がないのですが、あったら是非見たいものです。
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