はんちく雑記

 　天牌外伝　6巻まで読みました。
外伝は、本編とは打って変わって、黒沢さんのちょっとイイ話的な短編です。
こーいう話も大変好きです（＾ω＾）
っていうか、黒沢さんかっこ良すぎ…（*´д｀*）
もうメロメロでございます。

　で、どーでもいい事をまたふと考えた。
もし外伝だけだったら、こんなに面白く感じるかな？　と。

　本編の、悲惨な結末を迎える人達や壮絶な死があるからこそ
外伝のほのぼの(?)した、救いの有る話が胸に染みるんじゃないかなー、と。
みんな黒沢さんが大好きだからな！

　漫画的には、１話読みきりの話は長編描くより難しいです。
それを天牌と平行して連載できるってすごいなぁ…。

　そして新たな発見が！
最初から気になって仕方なかったんですが、
黒沢さん常連の「BAR　雅」のママがなんでオカマな人!?という疑問は
６巻で晴れました！

　もしフツーに女性だったら、何処にでも有るフツーなBARになってしまします。
むしろキザっぽく映るかも？
んで、やっぱ二人のコイバナを想像しちゃう訳ですよ。
いやーんいやいや、黒沢さんは終始孤高の人じゃなきゃいやーん、な読者が
納得しないのです！（多分。いや、ぶぼはそうなんす。）
皆に愛される黒沢さんに、特定の女性なんぞ不要なのです！
そーいう恋の話は、この作品を薄っぺらくしてしまうのです！

　だから、…何話目でしたっけ、居酒屋(?)の女将と結婚どうよ？の話…
あれも、ちょっと気に入って、ただ通っていただけ、で終わっているからこそ美しいのです！
もう少し踏み込んでしまうと、ありふれた話でつまらないのです！
（っていうか、月一ちょっとしか通ってないのに、いきなり結婚話持ち込む客が不自然なんすけどね…（＾＾；
　
　で。
雅のママ…じゃなくてマスターだったらどうか。
話が固くなるし、愛嬌がないので話しに窮する所が出てくるかもしれません。
或いは、何か独特の雰囲気のあるキャラじゃないと背景になってしまうかも知れません。

　
　そして、そこから発展して、なんか腐とか百合とかが好きな人の気持ちもちょっと解った気がします…。
なんつーの、異性とくっつくと「キーっ！」な感じで激しい失意と嫉妬に駆られますが、
同性だと「それじゃ仕方ないよね～」って感じで、相手を取られてしまった感じがしません。
むしろ、それで異性とくっつく心配がないから安心っていうか…。

　…え？僕だけスか？

　まぁ兎に角ですね、
雅のママが女性だと嫉妬しちゃう！
しかしガチな男だったら「黒沢さんはもしかして…」と疑われてしまう！
だから間をとって、オカマなら、黒沢さんとどんなに仲良しでもおっけー！
許す！つか微笑ましい！

　この効果を狙って、最初から雅ママを登場させたのか…！
なんと奥が深い…。
恐るべし、来賀先生……。

　

　ち　な　み　に　…

救いの有る「Y氏の隣人」より
救いの無い「笑ゥせぇるすまん」の方が好きです。

　新台打ちに行きてぇ～…。