忍者ブログ

[PR]

2025年02月02日
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

麻雀破壊神 傀 ~ vs水原祐太編~

2009年11月21日
cover_kai2_all.JPG

11月20日、「むこうぶち」の登場人物ごとにまとめたコンビニコミック、
「麻雀破壊神 傀」が発売でございます。
前回の江崎さんに続き、今回は祐太編。

・・・祐太は「エリート」でなく、むしろ苦労人だと思うんですが・・・
「エリート」が没落していくのと、
「母親想いの孝行息子」が堕ちていくの、まぁどっちも世の人々は興味津々な訳で。

・・・と、またどーでもいいツッコミをしつつ、内容紹介&僕の感想でございます。


■収録

・ 王座失格・東風戦アリス・ 見(ケン) 
・ 無邪気 1~6
・ 旅打ち 1~4

そして何故か(^^;
・まがいもの 1~2

書き下ろしとして
・ 傀vs祐太 転落と開眼の奇跡プレイバック
・ 実録!高レート麻雀 ~東空紅の現場から~
・ 「麻雀人生劇場」 吠えろ!怒れる男 安永萬


いきなり本の奥付を見てみましたw

「協力   安藤 満」

なんかコレ見て泣きそうになりました。
そう、最初の3話分と「まがいもの」は、安藤氏がご健在だった時のお話です・・・。
故・安藤氏の遺稿として、大事に読んでいきたいです。
(この前号、江崎さん時もそうでしたけどw)

…つーか、ケネス氏は…?ww


さて、感想です。

「王座失格」は記念すべきむこうぶち第1話、初「御無礼」登場のお話。

むこうぶちの連載開始については、元々は違う闘牌協力者の予定だったとか、
色々と噂がありますが・・・どうなんでしょうね?

確かに祐太が主人公のようにも見えますが、
まぁ、いつも傀さん以外の誰かが主人公になるのが「むこうぶち」。
傀さんの亜空間殺法な打ち筋やw  「御無礼」が最初から出ていた辺り、
少なくとも傀さんのキャラは確定していたように思えますが。
それに、漫画は連載していく中で設定が変わっちゃうってのは良くある事ですから、
僕的にはその噂が嘘だと信じたい。
天獅子先生の口から直接、真実が語られるまでは。


それよりも傀さんが段々若返っていくところが気になって仕方ないですww
気づけば頬骨の描写がなくなっていますw
ついでに、昔の傀さんは何気にオシャレ。
傀さんに何があったのでしょう・・・w


この本の中では、祐太の変化がハッキリわかります。
祐太は登場する度に、打ち筋は勿論、髪型もキャラさえも変わっていくのでww
その変化を連続でお楽しみ下さいww

その祐太君、「無邪気・3」で麻雀プロになる経緯、
家庭の事情が語られるのですが・・・
(144頁~146頁)

祐太・・・、いい奴だな~~。切ないなぁ~~~(つдT)
家計を支えるために進学を断念し、就職したのに、
当の母親は違う男と暮らし始め、息子の仕送りを拒否。

・・・母親としては、息子に負担をかけたくない…という理由だったからかもしれませんが、
子供の側から見たら、自分の存在を否定されたように感じるでしょう。
親の再婚っていうのは、子供にとっては耐え難い苦痛です。
だって、特に息子の側からしてみると、母親を違う男に奪われた感じ。
祐太は母親のために進学を断念できる程、敬愛していたのに・・・(ノ_<。)


しかし、母が亡くなって故郷に帰ってみれば、
再婚相手の男は所謂「善人」。

「でも俺は何だか腹が立ってきてね」

ううう・・・わかるよその気持ち・・・(ノ_<。)
憎むべき相手が、憎めないってこの切なさ。
母親も結局、息子の気持ちを理解できない独善的な、
しかしそれは紛れもない、息子への愛情・・・。

・・・うわ~~ん°。・(つдT)°。・

そうだ!祐太君!!
たった一人でそんな理不尽に耐えるくらいなら、
そんな金、全部麻雀に使っちまえ!

…そう思っても、母親の遺産を「麻雀でしか使わない」彼の真面目さ。
なんつーかもう、祐太は作者に愛されてますよ、絶対ww


つー事で、祐太はずるずると高レートの世界・・・
っていうか、傀さんを求めてw 麻雀に深入りしていきます。

そしてめでたく、傀さんに名前を聞いて貰えるわけですww
おめでとう!!祐太は「唯一、名前を聞かれた男」に進化した!

236頁!
これね~~、メチャクチャいいシーンなんですけど一点だけ!
天獅子先生!!
ここは二人を向かい合わせて描いて欲しかったですキャーーーーー!!!
対面同士だから、どっち向きでも良かった訳ですし!!

なんで向かい合わなかったのか、後でわかりましたw
カメラの位置(?)が常に、
読者から見て右手側が祐太、
左手側が傀さんって固定されているんです。
そこら辺、天獅子先生のこだわりなんですね、きっと。


・・・ 個人的には「旅打ち」の時の祐太が好みですww


さてさて、闘牌に関してですが、
単行本7巻 巻末でのインタビューで安藤氏が「捨て牌に個性を」というような事を仰ってました。
今回の収録話では「相手のクセを見つけて、待ちを読み切る」という事にこだわった場面があります。
この話まで安藤氏が原稿を残されていたかどうかはわかりませんが、
(安藤氏は、「無邪気」の2話前でご逝去されています…。)
視線や手のクセ等で相手の待ちを推測するってのは、前にも出てきていますので、
ここらへん、(多分)安藤イズム☆

…っていうか仮に、原稿が完全に「嘘」までしかなかったのなら、
だから安藤氏がご逝去された後に祐太を再登場させたんですかね??
なんつーの、こう、思い出として…。

その仮定で考えますと、祐太が「特別扱い」を受けるのも何となく納得いきます。
だって、記念すべき連載1回目で登場させたキャラって、思い出深いじゃないですか…。
そこら辺、考えすぎですか?
どなたか真実を教えてください。

さて、232頁ww
なんか目線の矢印が可愛いんですがww
この矢印が傀さんに描いてあったら鼻血でますww
(↑ 闘牌じゃねーよ!)


話戻して、捨て牌の個性・・・
この事を考える上で、できればですね、
例えば「白・發・中」の三枚が全く同じ条件であったとして、
そのうちどれから切る?
とか、
2つのカンチャンの内、どちらかを外すとしたら、
その色が手牌に多い方から外すか、
孤立しているのを外すか(←要は絶一門にするか)

…っていう、癖まで見抜けるようにしたかったんですが・・・
それやるには、むこうぶち全部を何時間もかけて検討しなきゃいかんです(^^;
実際に麻雀牌並べて検証しないと、僕の頭じゃわかりませんので…orz
まぁそのうち…。
安藤氏は、多分考えられていると思いますよ。
ついでに、闘牌が交代してから変わったのか、変わらないのかも比べてみたいところです。
(間違いが増えたとか、そーいう揚げ足取るのは抜きにして。)

とりあえず、漫画内で解説されている所は読んでいただくとしてw
隠れ要素的な所は…

傀さんは、安藤氏の目指した、理想的な亜空間殺法。
安永さんは安藤氏の打ち筋を強く反映(…の気がする)
祐太はその都度変わるけど、何だかんだで行儀の良い闘牌…。

…なんて、勝手にこんな事を意識してみると、安藤氏が捨て牌に何を託したのか、わかるかも…です。
…僕はまだわかってないですが…orz
いや、てっきり安永さんは「対子落としは並べて捨てない」系かと思ったらそうでもなかったので…orz


あー、あと、多分わかりにくそうな所を、一つだけ予想。

336~339頁。

条二の鳴きで、傀さんに3倍満ツモをされてしまうシーン。
ここでは珍しく、ツモって「御無礼」ではなく、
ポンしなかったら?って、タラレバなツモ牌を条二が見てしまった後に「御無礼」
…と言うシーンがあります。
祐太が心の中で「あ~あ バカ」と言う意外、解説がないので予想ですが、
ここは「勝負中の反省はマイナスにしかならない」っていう「流れ論」的な考えに基づいてます。

これは牌効率がどうとかの問題じゃなく、実は、あらゆる勝負事では良くある事です。
勝負中に、見なくてもいい結果を見てしまう、
反省しても仕方のない事を反省してしまう。
すると、次の行動が萎縮するんです。
マイナス思考は、脳の働きを鈍らせるって科学的なデータもあるらしいんで
(詳しい事は忘れた…orz)
単なるオカルトではありません。

…という訳で、作中では描写されていないんですが、
これによって条二は、自分の打法を続ける事にも止める事にも迷いが生じ、
通常の判断力を失った筈です。

だから、ポンしなかった場合のツモ牌をみた時に「御無礼」が出るわけです。
うーん、やっぱり安藤イズム。多分。
ここは明らか、闘牌はケネス氏なんですけどね…(^^;
天獅子先生がアレンジなさったのかも知れませんし。

作中にこの手のシーンは数多くあるんですが、
あえてそれを敗因として浮き立たせたのは、後にも先にもこの話だけです。多分。今の所。
条二を崩す手段が他になかった程、彼は手強かった…ってことかもしれませんね。


書き下ろしコラムではバビィが「東空紅」のモデルになった雀荘を語ってくれます。
これは大変興味深い。
やっぱ、リアルに体験した話は面白いですねww


プレイバックは…
今読んだ漫画のあらすじ…って感じです(^^;
…ケネス氏が書き下ろしてくれるなら、闘牌の解説をして欲しいですね…。
漫画内で解説してるとはいえ、やっぱ麻雀初心者にはちょっと難解なシーンもあるわけですし。


麻雀人生劇場はコラ漫画です。
こういうの、嫌いじゃないですけどね…(^^;


んで、てっきり「折り返し地点」も収録かと思ったら、
「麻雀破壊神 傀」は、次号に日蔭編が決まってるらしいですw
だから収録しなかったのかな??

つーか、シリーズ化するんですね~。
日蔭さんの次はノガミの秀さん希望です~~。
でも、500ページ分もないかな…
ていうか、日蔭編だって500ないでしょ??

うーん、謎です。
とりあえず次回もあるって事で、よりおまけ頁の充実を期待ですww

PR
Comment
No title
ぶ、ぶぼさまあぁ、ここまで長文で考察できるのが凄いです…。
自分も早く書かなければww

名前を聞くシーンで、二人を向かい合わせなかったのはなんででしょうね。
そこまで気にしていませんでした…;
向かい合わせてもいいシーンなのに、
あえて向かい合わせなかったような気もしますw

す、すみません…
『無邪気』は『炎(ほむら)』以降の話でしたから、
個人的に原案が安藤さんなのか謎なのですが…この頃はまだ安藤さんの残した案が少し残っていたのでしょうかね…。
なんかそんな予感もしますが…w

ここまで闘牌に対して鋭く見る事ができるなんて凄いです。
自分は初心者だから…という観念を捨てて、
無理にでもあんなことやこんなことを言ってしまおうかと思いましたw

『奈落に堕ちるエリート~』って織田のことだったのでは…と思いましたよw
ギャーーーーーー!
YRN 様!

 ちょっと色々すっ飛ばして…
あーーーー!そうでしたーーー!!何大ボケこいてんだーーー!!アホか、俺!!
大体、「旅打ち」ってつい最近じゃん!!!
12巻の帯に「断筆」って書いてあったし、
13巻には「嘘・2」(でしたっけ?)で断筆って書いてあったし、
「無邪気」まで原稿が進んでいなかった可能性が高いですね…orz
じゃ、無邪気はすべてケネス氏の闘牌…??
ちょっと家に帰って比べてみます!!

 でも余りにも恥ずかしいんで、痕跡残さず修正させて下さい…orz
ここは二人だけの秘密と言う事でお願いします…w

 ついでに、何故向かい合って描かなかったのかも謎が解けましたんでw
修正しときます~~。

 闘牌に関しては、どうぞどうぞ、心のまま書いてください!!

 >織田

 謎はすべて解けました!!!(笑)
信たま
絵チャはありがとうございました。

ぶぼさんのかく絵が見れてよかったです。
ぶぼさんの菊田さんかっこよかったですwwww

目線は最近の裕太の話しにもありましたよね。
そういえば、位置が雄太が右になっていましたね。
すごいです。

エリートですが、黒田さんはどうでしょうねwwww

以前のコメントで、無名コメントしてすいませんでした。
こちらこそどうもでしたw
信たま 様!

 どうも、先日はありがとうございました!!
朝まで付き合わせてしまって、すみませんでした(^^;
あんな絵でも、喜んでいただければ何よりですww

 あのツールですと慣れないせいもあり、菊多の顔に陰を入れるのが恐かったです(^^;
超~ホラーかパンダになりそうで…orz
だから影が少なくてw自分で描いてて、なんて健康的な菊多君…orzと思ってましたw

 目線を利用したは話は、割りと良く出ますね~。
無意識に目が動いてしまうってのは人間、どーしようもない事なのでしょうw

 初期の頃にはなかったのですが、
途中から、傀さんvs ○○ と、明らかなライバル(?)が登場すると、
傀さんは左、挑戦者は右、という固定アングルになってます…。(多分)
麻雀漫画でめまぐるしくカメラ位置が変わってしまうと、何家なんだかわからなくなるからなのでしょうか…??


 黒田www
かわいそうないじめられっ子ですww彼はwww

 >無名コメント

 後で訂正して下さってましたしww
全然大丈夫ですよ~~(^O^)ノ
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Trackback
トラックバックURL: