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2025年01月22日
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バイニンの死②
2009年09月25日
何となくアカギさん追悼記事のようでそうでもない?
ぶぼが(´;ω;`)ブワッときたシーン特集でございます。
第2弾は「哲也 ~雀聖とよばれた男~」です。
哲也は、週刊マガジンという少年誌で、約7年間連載、全41巻という奇跡の麻雀漫画(一部ホラー)です。
例によって未読の方はネタバレなんで、注意して下さいね。
ぶぼが(´;ω;`)ブワッときたシーン特集でございます。
第2弾は「哲也 ~雀聖とよばれた男~」です。
哲也は、週刊マガジンという少年誌で、約7年間連載、全41巻という奇跡の麻雀漫画(一部ホラー)です。
例によって未読の方はネタバレなんで、注意して下さいね。
【哲也 ~雀聖と呼ばれた男~ 5巻「残り火」 より 】
哲也と言えば房州さん、房州さんと言えば真のバイニン!
強すぎる為に、東京界隈の雀荘から締め出されてしまった哲也とダンチ。
新たな稼ぎ場開拓のため、地方遠征へ。
その旅先で、かつての師、房州と再会するが・・・
何年かぶりの房州さんとの再会。
なのに房州さんは病に冒され、すっかり痩せ衰えてしまっています。
色々と話したいのに、言葉が続かず・・・
うぉぉ、切ねぇ~~~~~(つдT。)
これは是非単行本で読んで欲しいです。
デジタルでは伝わらないんです、この哀愁は!
実は僕、既に麻雀放浪記を読んでいたので、
あぁ房州さんはココで天和・九蓮、そんで一筒を握って死んじゃうのか~~~ってのがわかってしまったので、泣きポイントが早かったんですね。
それにしても、作画の星野氏はこういう間の置き方、コマ割がメチャクチャ上手い!
映画のカメラワークの様なコマ割、アップとか引きとかの使い方が素晴らしいです。
勿論、話の面白さも重要ですが、
漫画はやっぱ、そういう効果があってこそ。
7年間、愛され続けた理由がココにもあるんです。
んで、水を差す様で申し訳ないんですが…。
房州さんの国士無双を、哲也が“四カンツ”(←?四開槓の事)で流す…というシーンがありますが、
現行ルールではアガリ優先。
哲也が当たり牌をカンした時点で
房州さん、あがれます。
ただまぁ、役満の四槓子、4つ目の槓を晒した時点でアガリを認める…というルールもありますから、
この時代は流局が優先だったのかもしれません…??
さて。
もう一つ泣けたシーンです。
【哲也 ~雀聖と呼ばれた男~ 16巻「無冠の王」 より 】
ドサ健に破れた後、哲也は旅打ちを続けていた。
その最期の地・函館にて、かつてのライバル、印南の死を聞かされる。
その死は、無残な姿であったと言うが・・・
マイハニー、印南の最後の闘牌です。
賭場から追い出されまくって、金貸しからも貸してもらえず、
ヒロポンも買えずに瀕死の(←いつもこの状態ってウワサもある)印南の元へ、
旧友・大島がやってくる。
彼は印南に、ヒロポンが欲しかったら、ソ連人相手の接待麻雀の代打ちとして出、そして負けろと言う。
自分の犬になれ、という訳だ(ノωヽ)キャ
しかし、印南はその要求を跳ね除け、あがり続ける。
結果、商談は破綻。
大島の「犬」である氷室は、印南を殺すべく対局を始める…
四面楚歌、絶体絶命の危機に立たされた時、印南はすべての牌が見えるという「神の領域」に達し、
卓上を支配する。
そして目論見通り、純正九蓮宝燈をあがるのだが・・・
同時に、絶命。
しかもその九蓮は、禁断症状の中で見た幻覚…。
う…(ノ_<。)ウゥッ…
うわぁぁぁぁ~~~ん°。・°(ノдヽ)°。・°.。
印南~~~~!
周りが敵だらけの中、たった一人で
最後まで意地を張り通した印南。
漢(と書いてヲトコと読む)だよ印南あーーーーん ・。°・(ノдT)°・.°・。
アガって死ぬのって、格闘系な漫画で言うところの「立ったまま死ぬ」と同じ意味。
正にバイニンの真骨頂。
バイニンたるもの、最後は打って(麻雀を、だよ)あがって死ぬのが華。
そんな壮絶な死に、合掌。
…ところで、印南のモデルはなんですが…、
「牌の魔術師」内の「左打ちの雀鬼」に登場する人物です。名前もそのまま。
ガン牌使いであること、長身、持病持ち、左利き、ヤク中ってところもまんまです。
ホントにこんな人、いたらしいです…。
そのリアル印南さんをモデルにした人物が、麻雀放浪記~青春編~に登場する「清水」。
同様にガン牌使いですが、清水は事故であっさり亡くなってしまいます・・・。
架空である清水の方が普通の人(?)ですから、不思議なものです。
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このような最後を迎えていたのですね…。
たった一人で己を貫いたというのは本当にオトコのなせる業ですね…。
薬物中毒の果てがものすごい壮絶に描かれていると思います。
幻想のチューレンとはまた儚いです…。
アニメで房州さんの死後、
松崎しげるさんの歌声が流れてきたのが印象的でした。
いい男でした…。
こうしてみると星野先生のカメラワークすばらしいですねぇ…。
麻雀漫画はほとんど同じような視点になることが多いのですが、
見せ方が素晴らしいですよね。
毎度コメント、ありがとうございます!ありがとうございます!!
哲也のアニメは印南の最後まで続かず、残念でした。
視聴率は悪くなかったらしいんですけど…?
もうちょっと続けて欲しかったですね~。
アニメの印南はホント顔色が悪かった気がしますw
そこがまたいいんですけど(*´д`*)
この壮絶な最後を見たら、みんな惚れますって!
周りから愛された哲也とは対照的に、誰からも愛されなかった印南…(ノ_<。)
そんな孤独の中、最後まで一人で闘うって、メチャメチャ男気溢れてます!!
なのに九蓮がただの幻覚だったって…悲しすぎです(ノдT)
YRN様も是非!コミックで読んでみて下さいw
印南に惚れる事間違いなしっス!
房州さんの最後も泣けますね~。
松崎しげるの挿入歌は何とも不思議な感じだったんですがw
っていうかOPが和田アキコってのも不思議だったんですがww
昭和ライクでいい味出してます。
星野先生が
「麻雀漫画は、座ったままの上半身しか出せないから構図に苦労した」的な事を、なんかのインタビューで仰ってました!
動かないから同じ絵になりがちなんですよね、麻雀漫画って…。
それでも哲也は、少年誌らしい生き生きとした表現だったので、
麻雀抜きで素晴らしいです!
(実は麻雀的にはミスが多かったのですが…wそこはご愛嬌w)
やっぱり漫画は「見せ方」が大事ですよね~(´ω`)