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Red Demon and Blue Demon
今日は節分でございます。
慣例に従って、歳の数だけ豆を食べると鼻血出そうなんでテキトーにぽりぽり食べます。
今日は鬼娘ちゃんでも描いてUPすんべか…と昨夜思ったのですが、
遅筆&時事にいい加減なぶぼの事。
そんな事出来ようはずがありません。
…という訳でとりあえず、節分なので鬼の話でも。
「泣いた赤おに」というお話をご存知でしょうか。
この話は、教科書に採択された有名な児童文学ですので、学生の頃授業で読んだ、って方もいらっしゃるんじゃないかと・・・。
作者様はフツーに日本人ですが、なんでか知らんが中学生の英語の教科書に、英文で載ってます。
ですので、ぶぼが初めて読んだのは英文で、なんですけど…(^^;
えー、あらすじは…wikiのコピペで(^^;
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ある山の中に、一人の赤鬼が住んでいた。
赤鬼はずっと人間と仲良くなりたいと思っていた。
そこで、「心のやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください。おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます。」という立て札を書き、家の前に立てておいた。
しかし、人間たちは疑い、誰一人として赤鬼の家に遊びに来ることはなかった。
赤鬼は非常に悲しみ、信用してもらえないことを悔しがり、終いには腹を立て、せっかく立てた立て札を引き抜いてしまった。
一人悲しみに暮れていた頃、友達の青鬼が赤鬼の元を訪れる。
赤鬼の話を聞いた青鬼はあることを考えた。
それは、「青鬼が人間の村へ出かけて大暴れをする。そこへ赤鬼が出てきて、青鬼をこらしめる。そうすれば人間たちにも赤鬼がやさしい鬼だということがわかるだろう。」という策であった。
これでは青鬼に申し訳ないと思う赤鬼だったが、青鬼は強引に赤鬼を連れ、人間達が住む村へと向かうのだった。
そしてついに作戦は実行された。
青鬼が村の子供達を襲い、それを赤鬼が懸命に助ける。
作戦は成功し、おかげで赤鬼は人間と仲良くなり、村人達は赤鬼の家に遊びに来るようになった。
人間の友達が出来た赤鬼は毎日毎日遊び続け、充実した毎日を送る。
だが、赤鬼には一つ気になることがあった。
それは、親友である青鬼があれから一度も遊びに来ないことであった。
今村人と仲良く暮らせているのは青鬼のおかげであるので、赤鬼は近況報告もかねて青鬼の家を訪ねることにした。
しかし、青鬼の家の戸は固く締まっており、戸の脇に貼り紙が貼ってあった。
それは
「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、君も悪い鬼だと思われるかもしれません。それで、ぼくは、旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません。さようなら、体を大事にしてください。ぼくはどこまでも君の友達です。」という青鬼からの置手紙であった。
赤鬼は黙ってそれを2度も3度も読み上げ、涙を流して泣いた。
その後、赤鬼が青鬼と再会することはなかった。
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うををを切ねぇぇぇぇぇ~~~~。・゚・(PД`q)・゚・。
青鬼くんが男前過ぎる…!!!
まぁ、リアルでもありますよね(^^;
自分が嫌いな人と仲のいい人って、その人の事を全然知らなくても、それだけで不信に思っちゃうっていうか…w
青鬼くんの心配事は、悲しい事に、よーーく解ります…。
さてさて、登場人物の心情、背景、その後を想像させるのが道徳教育なので、ちょっくら考えてみますw
作者様は一体、この物語で何を訴えたかったのでしょう?
真の友情?
中立は不可能、って現実?
世の中には敵か味方か、しかなくて、
敵の味方は敵、としかならない人間の心理?
最も象徴的な青鬼くんの台詞。
「ひとつ、めぼしい事をやり遂げるには、きっと、どこかで、痛い思いか、損をしなくちゃならないさ。
誰かが、犠牲に、身代わりに、なるのでなくちゃ、できないさ。」
恐らく、ここが主題だとは思いますが…それにしたって、辛すぎる現実…(ノ_<。
うーむ・・・(-公ー;
赤鬼くんはその後、それでも人間と仲良く遊べるのだろうか。
真の友達を犠牲にして得た友人に、付き合う価値があるのだろうか。
皆で仲良くする方法を模索しなければいけないような気もします。
青鬼くんが、こうも潔く去ってしまうと…
実は青鬼くん、うじうじ赤鬼くんに見切りをつけたかったんじゃね…?
優しい…とは言え、自分の思い通りにならないと癇癪おこす赤鬼くんだし(^^;
実はうんざりしてて、この機に乗じて縁切っちゃお☆
なんて思ってたりして…( ´,_ゝ`)プッ
…な~んて、心がヨゴレきった想像なんか、クラスの皆の前では発表しないYO☆
去る前に、赤鬼くんは必ず自分の家に来るだろう、自分を忘れないだろう、って確信していたからこそ、手紙を「送る」のではなくて「自分の家の戸に張っておいた」青鬼くん。
これが二人(?)の美しい友情の証じゃないですかぁぁぁ。・゚・(PД`q)・゚・。
…でもさ青鬼くん、もしその張り紙が、飛ばされちゃったり、雨で濡れて読めなくなってたり、破れたりして、赤鬼くんに自分の真意が伝わらなかったらどーするの?
黙って去るのは男前だけど、やっぱり伝えたい事はちゃんと伝えなきゃ。
本当に純粋に、赤鬼くんの為に身を引くなら、その証拠を見せて欲しい。
しっかり相手に伝わるように、確実な方法で…
ちゃんと言葉で、伝わるまで伝えてよ。態度で示してよ。
そうでないと、赤鬼くんは君の心がわからなくて、猜疑心に苛まれながら、出口のない迷宮を彷徨い続け、辛くて悲しい日々を送ることになってしまう…。
青鬼くんは、赤鬼くんと別れてどう思っているのだろう。
寂しく思っているのだろうか…?
彼もまた、泣いているのだろうか。
あの後、赤鬼くんはただ泣いて過ごしたのだろうか。
それとも、演技に簡単にひっかかるよーな浅はかな人間と、偽りの友情に満足して、或いはその事実に気づかずに、青鬼くんを忘れてしまうのだろうか…。
…と、何だかあれこれ考えてしまいます(^^;
うーむ…奥が深いぜ、児童文学。
ちなみに…上のwikiコピペのあらすじには、最後に「その後、赤鬼が青鬼と再会することはなかった」、
&英語の教科書にも、「He never saw Blue Demon again」で終わるのですが…、
原作にはその表記はありません。
赤鬼くんが泣いて、そこで終わってます。
なんでこの1文が追加されているのか謎なのですが…
2度と会えないなんて悲しすぎます…。・゚・(PД`q)・゚・。
今日は、豆まき…なんぞはしませんが(散らかるだけだし(^^;
鬼は外…
なんて言わずに、赤鬼くんも青鬼くんも、是非とも揃って我が家に来ていただきたいものです。
あ、勿論「福」も来て下さい、心の底から召喚したいです、はい。