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2025年02月02日
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間違いなく同じ血が通ってると感じた瞬間

2011年03月03日

 今日はひな祭りです。
起きたときからずっと

「♪3月3日はひな祭り~ ぺったんこ~ぺったんこ~ ぺったんぺったんぺったんこ~ ♪」

 …という謎の歌(?)が頭の中から離れないぶぼですが、
ちっともひな祭りなネタが思いつかないので、全然関係ない話でも。


 一般的に兄弟・姉妹というのは、上の子がしっかりしてれば下の子はだらしなかったり…
或いはその逆で。
とにかく、性格が対照的になりがちなものです。 

 僕と弟にもそういう傾向があって、
上の僕が、いっつもスレスレで無茶をする人生なのに対し、
下の弟君は常に安全圏を行く安定志向があるようです。

 が、そんな我々に共通するのは「変なモノが好き」「変なところに感動する」傾向です。


 弟が小学生の頃だったか…
国語の教科書に、ヘルマン・ヘッセ 作 、高橋健二 訳の
「少年の日の思い出」というお話が載ってまして。

 ざっと主観的なあらすじを…

 割りと普通な蝶スキーな主人公が、金持ちで超~ムカつく超~蝶ヲタな友人・エーミールが持つ超~レア蝶に魅入って、思わず盗んでしまいます。

 が、なにせ普通の蝶好き少年なので、素手で持ち出した挙句、思わずその蝶を潰してしまい、
それに激しく後悔し、蝶ヲタ君に謝りに行きます。

 そこで蝶ヲタ少年は、激したり怒鳴りつける事をせず、主人公にこう言い放ちます。

「そうか、そうか、つまりきみはそんなやつなんだな。」

 
 …なんか、弟君はその台詞にいたく感動したそうです。
勇気を持って謝りに行った主人公じゃなくて、 こ の 台 詞 に感動したんだそーです。

 で、更に謝る主人公に対して、「君の持ってる蝶は全部知ってる」とか「君の蝶の取り扱い方がわかったよ」と、すっげー上から目線の超~ムカつく態度だけど、罵っているわけではないので殴る事もできず、完全に非が主人公にあると確定してしまう、っていう時の表現が…

「エーミールはまるで世界のおきてを代表するかのように、冷然と、正義をたてに、侮るように、ぼくの前に立っていた」

 その表現に、弟君はSUGEEEEEEEEEEEEEEEE
…と、いたく感動したそうです。
特に、このムカつく態度なのに「正義をたてに」って表した辺りがお気に入りだったそーです。


 …なんかこう、感動のベクトルが激しく違う気がするのですが…。

 小学生男子なんだからさ、ふっつーに「エーミールムカつくキーーーーー(`皿´)ーーー!」って感想の方が可愛げがあるんですけど…。

 なんでそこに感動するの、君は。
ああ、やっぱり俺の弟なんだな、と感じた中学生の僕もどーかと思いました。


 んで、その弟君も当然麻雀やるのですが、
ま~た一々理屈っぽいんだ…(^^;

 僕なんかは負けが込んできても、のほほんと打つタイプですが、
弟は家族麻雀でも負けるのが嫌みたいで、シビアに打つんですよね~。

負けてくると、本人は機嫌が悪くなるのを抑えてるつもりなんだろうけど、打牌が強くなるんでわかるんです(^^;;;


 変な所で共通、でもやっぱり正反対…なんですね。



 …と、女の子の健やかな成長を願う日に、弟ネタっつーイミフなぶぼでした。
きっと弟君は、そんな事など意に介せず淡々としてるだろーな、と。


 

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